2010年4月11日日曜日

真如堂のネコちゃんたち


この前、真如堂のネコちゃんについて少し紹介しましたが、今日はミケちゃん以外のネコちゃんの写真も、やっと撮ることが出来たので紹介します。

写真の白地に黒のネコちゃん、それも右側に入るネコちゃんが、実は真如堂のボス猫だと考えられています…^^;
左のコは、その子供かもしれません。
とにかく、右の猫は堂々としていて絶対に逃げないのです。
今まで何度も、うちのガーヴィが吠え立てて、でもいつも知らん顔しています(笑)

しかも、左の猫ちゃんの耳は少し欠けていますね。
(写真を2度クリックすると、大きい写真になるので、よくわかります。)
これは、一度捕まえて避妊か去勢の手術をしたものです。
野良猫ちゃんはこうして目印を付けておくと、手術をしたとわかるため、このように手術後に少し耳を切るそうです(多分、痛いということはない程度だと思います)。
グループでいる野良猫を放置すると、近親相姦などで可哀想な猫が増えて行くので、このように避妊と去勢をすることは非常に重要なのです。

ところが、右のボス猫と思われる方は、耳が欠けていませんよね。
お寺さんの話によると、またこのボスちゃんが頭が良くて、絶対に捕まえることが出来ないそうです…^^;
野良猫ちゃんがのんびりとお寺で居着くためには、数を増やさないためにも去勢か避妊が必要なのですが、このコがなかなか捕まらないので、ちょっと大変だそうです。

しかも、そんなお寺さんのご苦労なども知らぬ顔で、自分の都合の良い時にだけ来て野良猫ちゃんにえさをやっている人たちがいるので、余計にお寺に居着く猫ちゃんが増えているのです。
訓練士さんの話によると、人間がえさをやらなければ、野良猫たちはもっと切磋琢磨して生きて行かなければならないから、自然に居着かなくなり、そこから散らばって行くそうです。
そうなるとむやみに数が増えて行くこともなく、お寺さんのご苦労も減るかと思うのですが…。

人間に慣れてすごく可愛い猫ちゃんたち…でも、ただ可愛いだけではすまされない問題を抱えていることも、私たちは考えるべきだと思います。

そんなこともどこ吹く風で、今日ものんびりお寺で過ごしている、とても可愛い猫ちゃんたちです…^^