2011年7月28日木曜日

ポートランドのワンちゃん2


今日もまたポートランドのワンちゃんのお話を書きます。
でも、ワンちゃんと言うよりは、おもしろ話(?)という感じですが…^^

この黒のラブラドールのワンちゃん…!
首に巻いているバンダナを見て、「あれ?」と思った方は、相当良くご存知のかたです…(笑)

ニューヨークで言えばビレッジにあたるような、ダウンタウン街並みの一角をぶらぶらしていた時のこと。
次々に、派手な格好をした人たちや風船を持った人たちが、通りのワンブロックを封鎖した中に入って行きました。
中では、賑やかな音楽も流れていて、とても楽しそうです。

「何かフェスティバルでもやっているのかな〜?」と思いつつ、カフェでお茶した帰りに寄ってみてびっくり…!
入り口から見えた光景は、ほとんどが上半身裸の男性たちがやけに盛り上がっていて、ステージで踊っているど派手な衣装を着ている人が、俗に言うドラッグクィーンという感じなのです。^^;

つまり、そのフェスティバルは、ゲイ&レズビアンの人たちのお祭りだったのです。
そして、その入口近くに伏せして待っていた、例のワンちゃんのバンダナの色は、実は、ゲイ&レズビアンの象徴である、レインボーカラーだったのです…!

私たちも、昔サンフランシスコで、この色の旗をよく見たものですが、久しぶりですっかり忘れていました。

何とも賑やかで楽しそうなフェスで、中に入ってみたいな…と思ったのですが、私たち夫婦は入り口にいるスタッフにも相手にされず、外からのぞくだけでした。

ところが、後日談がありまして、夫の仕事関係の知り合いの日本人女性が、同じようにその日、その辺りを一人でうろついていたら、「こっち、こっち」と入り口で入るように優しく誘われて、無料でそのフェスに参加できたそうなのです!

その方は、普通のおとなしい感じの女性なのですが、ゲイフェスとも知らずに誘われて一人でふらふらと入ったそうです。
それに引き換え私たち夫婦は、好奇心旺盛に入り口でステージを覗いていたのに、スタッフに無視されたんです。^^;
それは、多分私たちが男女カップルだとわかったので(東洋人は私たちの他には誰もいなかったから、すぐにカップルだとわかったのでしょう)、やはりそれで、当然入れてもらえなかったんですね(笑)

いずれにしても、ゲイ&レズビアンの人たちがのびのびと、そして堂々と楽しんでいる姿に「自由の国、アメリカ」を感じ、そして特に「ここは西海岸やね〜」と実感した一日でした☆